タピチェ川採集記|ブラックウォーターで出会った魚と生き物たち

アマゾン川遠征2018年

はじめに

南米ペルー・ロレート州、レケーナ周辺に流れるタピチェ川
アマゾン水系の中でも特に神秘的な「ブラックウォーター」が広がるこの川は、多くのアクアリストにとって憧れのフィールドです。

この記事では実際の採集体験をもとに、

  • 現地環境のリアル
  • 採集方法のコツ
  • 捕獲できた魚・生物

を、わかりやすく解説していきます。


タピチェ川の環境|“見えない川”の正体

タピチェ川最大の特徴は、黒く染まった水

これはタンニンやフミン酸によるもので、

  • 水は酸性(pH低め)
  • 透明度は低いが実は澄んでいる
  • 光が吸収され、底が見えない

実際に入ると、膝下でも足元が見えないレベル

さらに、

  • 流木・枯れ枝が無数に沈んでいる
  • 岸際はえぐれていて魚の隠れ家になっている

👉 完全に“魚のための環境”


採集方法|結果が変わる2つのやり方

① タモ網(ガサガサ)

浅場や障害物周りを狙う基本スタイル。

コツ

  • 枝の下に網を差し込む
  • 驚かせて追い込む
  • 水ごとすくうイメージ

👉 小型魚はほぼこれでOK


② 投網

本気で狙うならこれ一択。

重要ポイント

  • とにかく遠投
  • 着底させてから回収
  • “底を削る”イメージ

👉 中型〜大型魚の幼魚が一気に入る

ただし、

  • 枝に引っかかる
  • 回収が地獄
  • 服は100%泥まみれ

👉 それでもやる価値あり



採れた魚たち|“アマゾン感”の塊

■ テトラ系(カラシン)

群れで入ることが多く、最も数が取れる。

  • 地味だが雰囲気抜群
  • ブラックウォーター適応種

■ シクリッド・肉食魚

  • パイクシクリッド幼魚
  • ブラックピラニア幼魚

👉 このあたりが入ると一気にテンション上がる


■ ナマズ類

  • オキシドラス幼魚(将来1m級)

👉 「こんなのがその辺にいるのかよ…」ってなるやつ


■ カラープロキロドゥス

  • 約20cmクラス
  • 尾びれの模様が特徴的

👉 日本では人気熱帯魚、現地では普通にいる。


■ レッドコロソマ

  • 赤が異常に濃い
  • 養殖個体とは別物

👉 正直、写真じゃ伝わらないレベルの赤


番外編|アシナシイモリとの遭遇

タピチェ川で印象的だったのが、
**アシナシイモリ**の存在。

見た目はほぼミミズやヘビ。

  • 手足がない両生類
  • 土や泥の中、水中にも生息
  • 目はほぼ退化している

採集時、泥ごとすくった中に混ざっていたり、
流木の下からニュルっと出てくることがあります。

👉 最初見たときは正直ビビる

ただし、

  • 毒はない
  • 非常に珍しい生き物

👉 “アマゾンらしさ”を象徴する存在


タピチェ川採集の難しさと魅力

難しさ

  • 足場が悪い
  • ドロドロになる。

魅力

  • 何が入るかわからない
  • 魚影がとにかく濃い
  • 日本では見れない生物だらけ

👉 「採集」というより“探検”

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